2018年2月22日 (木)
患者様から、「銀歯でもむし歯になるんですね?」と言われることがあります。
今回は、これについて話します。
過去にう蝕(むし歯)を治療した歯において、修復した周囲から再び始まるう蝕のことを二次う蝕と言います。
二次う蝕も、う蝕そのものですから、放置しておけば、どんどん進行してしまいます。
以前の修復物を取り壊して、もう一度はじめから修復し直すか、二次う蝕になったところだけを部分的に修復するか、
は、う蝕の状態によります。
二次う蝕の具体的な状況を列挙しておきますので、ご自分で心当たりがあれば、お気軽に相談してください。
●前歯につめた歯科用レジンの周りが黒くなってきた。
●前歯につめたものがはずれてカタカタ動いている。
●奥歯につめたもののふちが舌にさわる。
●つめてある歯がしみるようになってきた。
●歯と歯の間を楊枝でつつくとズブッと突き刺さって痛い。
●奥歯につめたインレーのところで噛むとグチュグチュいう。
●かぶせた歯の縁に楊枝がささる。
●かぶせた歯のところを吸い出すと臭い感じがする。
●前歯のさし歯の継ぎ目のところにすきまができてきた。
などです。
これらが、必ずしも二次う蝕というわけではありませんが、かぶせてしまえばもうむし歯にならないというのは、誤解です。
かぶせたところやつめたところの境目は、汚れが付きやすく磨き残しやすい場所ですので、とりわけ念入りにブラッシングの必要な場所と言えます。
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