2023年5月16日 (火)
「歯石を取りたい」とご来院されました。
拝見したところ、下の前歯6本(左右の中切歯/1番、側切歯/2番、犬歯/3番)の裏側は、柔らかい汚れ「プラーク(歯垢)」や、歯茎の上の固い汚れ「縁上歯石」の付着が見られました。
縁上歯石は歯と歯の間がわからないほど付着しており、歯茎の腫れも引き起こしていました。
また、色素沈着も見られました。
まず歯茎の腫れを引き締めるために、超音波振動の機械を使い、プラークと縁上歯石の除去「スケーリング(SC)」を行いました。
歯茎が腫れていたため、痛みが出ないよう細心の注意を払い処置しました。
歯茎が引き締まったのを確認した後は、患者様自身で行う予防方法「セルフケア」として「歯磨き指導(TBI)」を行いました。
色素沈着に関しては、細かいパウダーをジェット水流で歯に吹き付けて着色を落とす「エアフロー」をご提案し、歯肉が引き締まってからエアフローを行いました。
歯茎が引き締まって歯肉が淡いピンク色になり、健康な状態になりました。また着色を落としたため、本来の歯の色になり色味も明るくなりました。
現在はスケーリングをした後の歯石が付いていない状態を維持できています。
患者様は「歯茎の腫れがおさまってよかった。今後も汚れが溜まらないように気を付けたい」とお口への関心が高まった様子が見られました。
現在は、定期的なメンテナンスでご来院されています。
・多くの歯石を一気に除去すると、治療中や治療後に一時的にしみる可能性があります。
・定期的に着色除去を行うことで本来の歯の色を保つことができます。
■年齢・性別
50代男性
■診療種別
保険診療、自費診療
■治療期間
約1ヶ月
(エアフローは当日1回)
■およその費用
保険診療3割
SC、TBI 3,120円
エアフロー 5,000円
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