アップル歯科クリニック

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妊娠時に起こりやすい歯と口の病気①

2018年12月27日 (木)

「一子を産めば一歯を失う」という諺があるように、昔から妊娠中に歯や口の病気が起こりやすいと言われてきました。現在では、妊娠それ自体がむし歯や歯周病の直接の原因にはならないとされています。

妊婦にむし歯が多いという確証はありませんが、妊娠に伴う口腔内の環境変化によって、妊娠中は、むし歯が発生しやすく、また憎悪しやすくなると考えられています。

その原因としては、①唾液のpHが酸性に傾くこと、②食生活の変化(嗜好の変化、摂食回数の増加など)、③口腔内細菌の増加などが考えられています。胎児の成長発育に必要なカルシウムが、歯から大量に動員され、妊婦の歯が弱くなるためにむし歯が発生するのではありません。

妊娠初期に、まれに健全な歯が疼痛発作を起こすことがあります。この歯痛は上下の歯が同時にまたは別々に現れたりします。この原因は、神経の興奮性が高まり、頭部が充血することから歯髄の充血をきたして起こると説明されています。

また、歯ブラシの刺激で一過性の知覚過敏を起こすこともあります。

妊娠中は内分泌機能の変化や唾液の性状の変化に加えて、倦怠感や神経質になりやすく、歯みがきが十分に行われにくくなりやすいものです。さらに、つわりを防ぐために食事回数を増やして少量ずつ摂取するような場合や、甘い物の摂取が妊娠前より多くなっている場合には、当然のことながら歯には多くのプラーク(歯垢=細菌の塊)が付着し、ときには着色物の付着も起こってきます。したがって、妊婦には、妊娠以前にもましての丁寧な歯みがきが要求されてきます。

【妊娠時の口腔内清掃】

・つわりのある時は体調の良い時間に

つわりは朝の起床時や疲れの溜まった夜、あるいは食後につらくなることが多いようです。吐き気があるようなときに歯を磨くのは、とてもつらいことです。歯みがきは食べた後が効果的ですが、食べた後のつらい時を避けて、体調の良い時間を見つけることが大切です。リラックスできるお風呂の時間なども利用してみましょう。

・奥から前へかきだしてみがこう

つわりのある場合には、のどに近い場所は特に吐き気をもよおします。できるだけ奥歯に歯ブラシを当ててから、前の方へかきだすように歯ブラシを動かしましょう。

・顔を下に向けてみがこう

歯を磨いた時に、のどのほうにつばなどが溜まると、その刺激で吐き気が出たりすることがあります。なるべくのどの方に流れないように、下を向いて歯みがきしましょう。

・臭いの強い歯磨き剤を大量に使用しない

妊娠中は、臭いに対して過敏になることがあります。歯磨き剤の中に含まれている香料の強いものでは、臭いを嗅いだだけで気持ち悪くなることもあります。できるだけ、香料の強くない歯磨き剤を使用するようにしましょう。

・ハブラシは小さめのものを選ぼう

大きなハブラシを使うと奥歯を磨くときに、のどに近い粘膜を刺激することになりかねません。のどに近い部分に触れると、吐き気をもよおすことになりますので、なるべく小さなハブラシを使ってみましょう。

長々と書いてみましたが、一度いらしていただければ、歯垢や歯石の付き方、歯や歯肉の状態から、当クリニックの歯科医師や歯科衛生士がその人にあった歯ブラシや磨き方を教えさせていただきます。

 

 

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